【日本/SG】 Othello Multivision FG-2000 (1984年発売) ≪ツクダオリジナル≫
オセロマルチビジョン(FG-2000)は、ツクダオリジナル社から発売されたSG-1000完全互換ゲーム機の
FG-1000のモデルチェンジ版。
オセロゲームがハードにプリインストールされていて、ソフトが無くとも遊べるのも一緒。
本体のコントローラ部に変更があり、ボタン色の変更とスティック型だった操作キーが平ボタンに変更された。
また、オプションとして、2P用のコントローラが付属されるようになった。
(コントローラの形状はSG-1000IIとほぼ同型のもの)
FG-1000のモデルチェンジ版。
オセロゲームがハードにプリインストールされていて、ソフトが無くとも遊べるのも一緒。
本体のコントローラ部に変更があり、ボタン色の変更とスティック型だった操作キーが平ボタンに変更された。
また、オプションとして、2P用のコントローラが付属されるようになった。
(コントローラの形状はSG-1000IIとほぼ同型のもの)
このオセロマルチビジョン(FG-2000)が発売されるようになった経緯はよくわからないが、
単純に考えると本家のSG-1000がSG-1000IIにモデルチェンジされたのを受けてのことだろうと創造がつく。
しかし、モデルチェンジするにしてもSG-1000IIに比べて非常に中途半端なものであった。
単純に考えると本家のSG-1000がSG-1000IIにモデルチェンジされたのを受けてのことだろうと創造がつく。
しかし、モデルチェンジするにしてもSG-1000IIに比べて非常に中途半端なものであった。
そもそもツクダオリジナル社は、このオセロマルチビジョンというマシンを
どういう位置付けでどのような方向へ普及させていこうと考えていたのだろう。。
決して合理的/汎用的とはいえない本体のコントローラボタンや、
家庭用ゲームマシンとしてそれほど魅力を感じない中途半端なモデルチェンジ、
商品名の冠に『オセロ』という限定的でマイナスイメージを与えかねない言葉を使用していたりと、
よくよく考えるとツクダオリジナル社の何か意図的なビジョンが見え隠れしてるような気もする。
どういう位置付けでどのような方向へ普及させていこうと考えていたのだろう。。
決して合理的/汎用的とはいえない本体のコントローラボタンや、
家庭用ゲームマシンとしてそれほど魅力を感じない中途半端なモデルチェンジ、
商品名の冠に『オセロ』という限定的でマイナスイメージを与えかねない言葉を使用していたりと、
よくよく考えるとツクダオリジナル社の何か意図的なビジョンが見え隠れしてるような気もする。
そのビジョンとは、、ツクダオリジナル社としては、純粋に優秀なオセロのコンピュータゲームを
作りたかっただけなのではなかろうか。
つまり、汎用的な家庭用ゲームマシンではなく、むしろゲーム&ウォッチの延長線上の、
最新のコンピュータ技術を駆使した最高のコンピュータ・オセロゲームを目指していたのではないだろうか。
家庭用ゲームマシンという視点でオセロマルチビジョンを語ると
『オセロゲームが最初からプレイできるSG-1000』の一言で片付いてしまうが、
コンピュータ・オセロゲームという視点でこのハードを考察するとまったく違う見え方がしてくる。
何故なら、このハードに内蔵されているオセロゲームは、おまけレベルのものではないからだ。
このオセロゲームの開発に一年半以上を費やしていると伝え聞いている。
その長い開発期間も頷けるほど(この時期のコンピュータにしては)非常に高性能のルーチンを誇っているのだ。
コンピュータの難易度は8段階から選べるが、とにかく強い。やりごたえがある。
それをオセロゲームに特化したといってもいい本体コントローラで操作するわけだ。
つまり、間違いなくオセロマルチビジョンは最高のコンピュータ・オセロゲームだったのだ。
決して、『オセロゲームが最初からプレイできるSG-1000』ではない。
実はオセロマルチビジョンにとっては「SG-1000との完全互換性」こそがおまけ要素に過ぎない。
そういう意味でツクダオリジナル社にとってオセロマルチビジョンは成功した商品といえるような気がする。
作りたかっただけなのではなかろうか。
つまり、汎用的な家庭用ゲームマシンではなく、むしろゲーム&ウォッチの延長線上の、
最新のコンピュータ技術を駆使した最高のコンピュータ・オセロゲームを目指していたのではないだろうか。
家庭用ゲームマシンという視点でオセロマルチビジョンを語ると
『オセロゲームが最初からプレイできるSG-1000』の一言で片付いてしまうが、
コンピュータ・オセロゲームという視点でこのハードを考察するとまったく違う見え方がしてくる。
何故なら、このハードに内蔵されているオセロゲームは、おまけレベルのものではないからだ。
このオセロゲームの開発に一年半以上を費やしていると伝え聞いている。
その長い開発期間も頷けるほど(この時期のコンピュータにしては)非常に高性能のルーチンを誇っているのだ。
コンピュータの難易度は8段階から選べるが、とにかく強い。やりごたえがある。
それをオセロゲームに特化したといってもいい本体コントローラで操作するわけだ。
つまり、間違いなくオセロマルチビジョンは最高のコンピュータ・オセロゲームだったのだ。
決して、『オセロゲームが最初からプレイできるSG-1000』ではない。
実はオセロマルチビジョンにとっては「SG-1000との完全互換性」こそがおまけ要素に過ぎない。
そういう意味でツクダオリジナル社にとってオセロマルチビジョンは成功した商品といえるような気がする。