【日本/SS】 SEGA SATURN 廉価版 (1996年3月22日発売) ≪セガ≫

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内部の構造をカスタマイズし、大幅なコストダウンを図った廉価版セガサターンだ。
アクセスランプなど一部機能を廃止しているが、それ以外の点では変更はない。
「大衆機は白いハード」というジンクスから、本体カラーはミストグレーに変更された。
リセット/パワーボタンの形も『キツネ目』から丸い形に変更された。
大幅なコストダウンを実現こそできたが「売れれば売れるほど赤字」という体質は改善できなかったのが致命的である。

この廉価版の発売された96年がセガサターンの最盛期であり、翌97年からは下降線を辿るようになる。
97年は、プレイステーションにてファイナルファンタジーが発売された年なのだ。
同年には、藤岡弘、演じるCMキャラクター「せがた三四郎」が世間の大きな話題となるが、
それがセガサターン市場の活性化までは繋がらなかった。

また、表現の自由の為に制定していた「年齢制限ソフト」の存在が、
セガサターン市場末期になると足かせとなる。
優秀な「年齢制限ソフト」も発売されたが、数多くの粗雑な美少女系ソフトが乱発され、
一般ユーザーから敬遠されるようになってしまったのだ。



【マシン名】
 SEGA SATURN(HST-3220) (1996年3月22日発売)
【価格】
 \20,000
【メーカー】
 セガ
【スペックは日本版SEGA SATURNと同等】
【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪易≫
 かなり普及した本体なので苦労することなく入手できよう。
 白系のハードは、変色が最大の敵となり、取引価格にストレートに反映する。
 新品はそれなり値段が張る。