【日本/SS】 SSチェッカー Ver1.01 (1996年/一般流通無し) ≪SI Electronics/セガ≫

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開発者向けのソフトウェアの不正アドレス検知マシン「SSチェッカー」。
正式な名称は「セガサターン アドレスチェッカー」。
開発機材の一種の為、一般には販売されていない。
画像はSSチェッカーの「Ver1.01」モデルである。

実は、Ver1.00モデルのマシンの方が有名かもしれない。
「Ver1.00」は、奥行きが通常のセガサターンの3倍、横幅が2倍ほどの大きさ(高さは通常のセガサターンとほぼ同じ)で、
フロッピーディスクドライブを搭載していたと記憶している。

今回紹介する「Ver1.01」は廉価版である。
通常の廉価版セガサターンに改造を施したモデルでFDDは搭載していない。
開発者向けのマシンである為、詳しい事はわからないが、
実行ファイルのアドレス不正をチェックするもののようだ。
(某ウィキペディアにはこのマシンをインサーキット・エミュレータとあるが・・・?。そこまでの性能はないと思われる)
機能的に、ソフト開発の最終工程近くで利用されていたと思われる。
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開発用のチェックマシンなので、全世界のソフトが使用できるよう切り替えスイッチが
本体に装備されていることが特筆すべき点だ。(実際は、日本/北米/欧州の切替しか使用しない)
他にもX-BANDソフト用の切替スイッチが有る。

尚、開発元のエスアイ エレクトロニクスは、セガの100%子会社の基幹部品開発会社で、
セガサターンドリームキャストの開発機材や補修サービスに深く携わっていた。
現在はサミーの子会社となり、グラフィックス関連事業に特化している。
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【マシン名】
 SSチェッカー Ver1.01 (1996年)
【価格】
 一般流通無し
【メーカー】
 エスアイエレクトロニクス/セガ
【スペックは日本版SEGA SATURNと同等】
【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪極めて難≫
 開発機材なので一般的には流通していない。
 中古市場でも稀にしか見かけない。