【ETC/日本】 SJ-1 DIGIO (1996年11月) | Picture Magic (1996年12月) ≪セガ≫

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29,800円という当時最安値で発売されたセガデジタルカメラデジオ」。
CCDは1/5インチ25万画素。解像度は標準で320×240ドット、メモモードで160×120ドット。
フォーカスおよび露出はマニュアル調整。
撮影可能距離は10mm~無限遠。。だったが発売直後に、20mm~無限遠に仕様変更。
ファインダー部には0.7インチのTFT液晶ディスプレイ(約103,000画素、レンズにより1インチに拡大)を搭載。
フラッシュは搭載していない。
SSFDC規格のメモリカード0.5Mバイト(4Mbit)を使用。(但し、何故かデジオ独自規格)
画像のデータフォーマットはJPEG形式で、メモリカードには標準解像度で18枚、メモモードで36枚の記録が可能。
テレビへの出力が可能。
単三型乾電池4本で単独稼働。メガドライブ2と同じ規格のアダプターも使用できる。



別売りのPC接続ケーブル&キットもDOS/V版(Windows95/NT)及びMacintosh版が発売されており、
PCへの画像転送が可能となっている。(画像左はPC接続ケーブル&キット DOS/V版(Windows95/NT))


また周辺機器として、デジタル画像編集タブレットピクチャーマジック」も発売。
デジオで撮影した画像データの入ったメモリカードを、タブレット本体横のスロットに挿入。
画像をテレビ画面に出力し、ペンによる操作でモザイク、ネガ、ポジといった一連の画像合成・編集ができる。
ピクチャーマジックは、ソフトを交換することによりツール機能が交換可能。
結局、ピクチャーマジックソフトは発売されなかったようだが、モーフィングツールや絵日記ソフトが
予定されていたようだ。
ちなみに、ピクチャーマジックデジオと同じく、お馴染みの「SA-150」アダプターを使用する。
そのうえ、ピクチャーマジック用ソフトのカートリッジ形状は、スーパー32Xのソフトと同じ形状をしている。
おさがりだ。いや、過去の資産の有効利用だ。泣かせる。
イメージ 2


以後も泣ける話が続きます。

そもそもセガサターンと接続し連動するデジタルカメラとして話の挙がってきたデジオだが、
その後なあなあとなって、その構想だけは発表するも結局実現していない。
また、アーケードとの連動として「バーチャファイター3」にデジオの画像を取り込むという構想も
あったのだが、これもまた実現していない。
但し、「プリント倶楽部2」には、実際にデジオメモリーカードを挿入するスロットが装備され、
プリント出力できるよう施されていた。

今では、笑い話のネタに持って来いのアイテムのデジオだがセガ自身は相当の自信と期待を持っていたようだ。
セガのデジタル技術が総結集」と謳い、発売の翌年にはデジタルカメラ市場の30%のシェアを獲得するという皮算用ぶり。
実際に、デジオの新機種開発にも着手していた模様。
結局、大コケしたのでやめちゃいましたが。

尚、今見るとデジオの性能はかなり悪いのだが、
当時にしてみれば「値段の割りには、まあまあ、しょうがないかなぁ」ぐらいのレベル。
決して、まったく使えないという代物ではなく、
インターネットの回線速度の遅い時代には、ホームページの画像で利用する程度には非常に有用なデジカメだった。
(自分も当時は自サイトの画像用に随分お世話になりました)



デジオ
【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪易≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪極安-安≫


ピクチャーマジック
【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪かなり難-極めて難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪安-普通≫