【GG/日本】 ビッグウインドー・ビッグウインドーII(1992年頃) ≪セガ≫

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画面左側が「ビッグウインドー HGG-3012」。右側が改良された「ビッグウインドーII HGG-3014」
共に、定価2,280円。
小さいゲームギアの画面をより快適にプレイする為の拡大鏡
凸レンズの働きにより映像を約1.5倍に拡大して見える。
かなりのアイデア商品で、ゲームギアの周辺機器の中ではかなりメジャーなアイテム。


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ビッグウインドー(1)。かなりシンプルな構造で簡単にゲームギアに取り付けることができる。
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このフックをゲームギアに取り付けるだけ。


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改良の施されたビッグウインドーII。固定用アームの追加、ネジによる固定などより強固なものに。
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映像を拡大するだけでなく、屋外など明るい場所でのプレイ時の光反射防止用としても役に立つ。



【ビッグウインドーの謎】
ビッグウインドー、ビッグウインドーIIの発売日が不明です。
基本的に、このブログで参考にしている(参考にさせてもらっている)情報源は、
セガのサイト、書籍「セガ・コンシューマー・ヒストリー」、
amazonなどデータベース的に商品管理をしているネットショップなどなのですが、
それぞれ発売日の表記がマチマチなのです。
情報を総合して考えると、ビッグウインドー、ビッグウインドーIIは1992年発売の模様。
この推定発売時期を見て「ん?」と思った方も多いはず。
ビッグウインドーも、ビッグウインドーIIも現在わかっているだけの情報で推測すると共に1992年発売なのだ。
型番的にも、1はHGG-3012、IIはHGG-3014と、かなり近い番号となっている。(ちなみにHGG-3013は欠番)
固定用アームの改良を急いだ結果なのだろうか。。
実際問題、自分の所有しているゲームギアの周辺機器で一番入手するに困難だったものは、
「ビッグウインドー(1)」だったりする。
ビッグウインドー発売後、半年かそこらでビッグウインドーIIが発売された可能性があるというわけだ。
仮にそうだとしても謎は深まる。
何故なら、市場で見る「ビッグウインドーII」はニューパッケージ製なのだが、
その他のゲームギアの周辺機器のパッケージ変更は1994年になって、一斉に行われているからだ。2年の空白期間がある。
旧パッケージバージョンのビッグウインドーIIが存在する???いや、見たことがない。
1993年には、ゲームギア本体のパッケージが、「ゲームギア+1」仕様のポップなものに変更されているので、
ニューパッケージ版の走りが「ビッグウインドーII」だったとも考えられる。

⇒◆◆◆その後・・・・答えでました~☆◆◆◆
やはり、ビッグウインドー発売後、間もなくにビッグウインドーIIが登場したのはガチっぽいです。
というのも・・・旧パッケージ版の「ビッグウインドーII」を入手しました。
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つまり、「ビッグウインドー」シリーズには3種のパッケージが存在するというわけです。
初代「ビッグウインドー」にはよほどクレームが来たのでしょうね。。固定アームが弱いから。。
というわけで、初代「ビッグウインドー」はレアものです。
尚、今回入手した旧パッケージ版「ビッグウインドーII」にとんでもない表記を発見しました!
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セガマニアは、この注意書きを見逃してはいけない。
「マスターギアを使用する場合は専用ネジをはずし、ビッグウインドーIIを装着したままマスターギアを取り付けて、
マスターギア専用ネジで締めてください」と書かれています。
なんと、マスターギア装着時の注意書きが記されているのです!
【GG/海外】 MASTER GEAR CONVERTER (不明) ≪WKK≫
マスターギアは、日本では未発売、かつ、セガの正式なライセンス商品ではないにも関わらずです。
おそらく、うっかりと表記してしまったのでしょう。新パッケージには表記されておりません。
セガにとって、マスターギアがいかに有り難い存在だったのかが窺い知れます。
有り難い存在だったけど、マスターギアをセガが正式にライセンスしなかった理由はただ一つ。
全SMSソフトのマスターギアによる稼動補償をしたくなかったから・・・ではないでしょうか?


【入手容易度】(普通/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪普通-難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪安-普通≫