【DC/日本】 イルブリード D-DIRECT特典フィギュア付 (2001年6月) ≪セガ/クレイジーゲーム≫

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「イルブリード」・・・通称『イルブリ』は、クレイジーゲームが開発のホラー系アクションゲームで
セガより2001年3月29日に発売された。
D-DIRECTでは初回特典版としてフィギュア付きイルブリードも発売。(フィギュアは6月になって別途配送)


クレイジーゲームという開発会社は、旧社名「クライマックス・グラフィックス」のことで
イルブリの前には「ブルースティンガー」の開発を行っている。

また、「クライマックス・グラフィックス」という名から判るとおり、
あのメガドラユーザーにはお馴染みの「クライマックス」の関連会社であり、
そのスタッフは、過去にシャイニング・フォースシリーズなどの開発にも参画した実績がある。


ホラー系アクションゲームというと「バイオハザード」を連想するが、それとは方向性が異なる。
主人公達が様々なアトラクション(シナリオ)を体験していく「バーチャルお化け屋敷ゲーム」。
B級ホラー映画の醍醐味である やり過ぎ感全開のバイオレンスと下品なエロティシズムを
徹底的に取り入れた意欲作。

B級ホラーお得意の悪ノリを究極的に追求している作品。

例えば・・
・東京タワー3本分とも謳われる膨大な出血量(黒澤明監督もびっくり)。
・体力回復は中居のおばさんが用意してくれる懐石料理(熱々のラーメンもあるよ)。
・世界で一番敵にまわしてはいけない某デ銭のトイストーリーのパクリ有り。
・「あぷぷ ぷりぷりー」と奇声を挙げて走り出す材木人間(準主人公の成れの果て)。
・主人公女キャラによるほぼ全裸プレイ。(実父も興奮)
・プレイし続けると「Cool!」がマイ流行語になる。
・・・・・・などなど。

なんか日本語的によくわからない文章だが、実際にモニター内で繰り広げられる光景なので・・・。


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初回特典のフィギュアだが、これまた「イルブリード」の悪ノリをまんま引き継いでいる禍々しいもの。Cool!

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パッケージ裏面を見ると、イルブリードの登場キャラクターのフィギュアコレクションが掲載されている。Cool!


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フィギュアがシリーズ化発売されるのか!?と思いきや・・値段が大変な事になってやがる。
ちなみに「セクシードール」がとんでもないデザインになってやがりますが、これがデフォルトです。
このままのポージングで登場します。微動だにしません。このまま移動したりおしゃべりします。そのうえヒロインです。Cool!


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ボスキャラクターの一人として登場する「ゾディック」。
セガサターン本体の起動音と共に登場し、スピンアタックを武器とし、ダメージを食らうとリングを撒き散らすアリサマです。Cool!


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『★I・F・C発売記念キャンペーン★』
ものすごいスペックの原寸大作業員・ジャクソンが当たる夢のようなキャンペーン。
但し、キャンペーン告知と同時に「※現在、キャンペーンは終了しています。」 Cool!




尚、「イルブリード」はXBOXへの移植も考えられていたが結果的に頓挫。
ディレクターを務めた西垣伸哉氏が2004年に亡くなったのもあり、新作の期待も薄い。
まさにドリームキャストでしか楽しめない名作(限りなく迷作に近い)ソフトだ。


ドリームキャスト後期には、往年のセガマニアを悦ばすセガ濃度100%ソフトが幾つか登場した。
その代表が「セガガガ」や「レンタヒーローDC」といった作品であったわけだが、
これらのソフトはどこか恣意的で『養殖された"セガ濃度"感』の強いものだった。

しかし、「イルブリード」や「デスピリア」といったまさに『天然のセガ濃度100%ソフト』が
しっかりと最期のセガハードででも登場していた事実を忘れてはならないと思う。マジで。



【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪易-かなり難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪普通≫