【SS/日本】 シャイニング シリーズ (1995年8月~) ≪セガ/ソニック(キャメロット)≫

メガドライブの時代より、ファンタシースターに並ぶセガの看板RPG「シャイニング」シリーズ。
ファンタシースターほど、セガらしさを感じないのは、自社開発でないからか。
シャイニングシリーズは、どのタイトルもRPGであるという点では共通しているが、
3DダンジョンRPG、アクションRPG、シミュレーションRPGと形式は様々。
そのうえ、ストーリー的な繋がりも薄い。かなり特異なRPGシリーズといえる。


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セガサターン初のシャイニングシリーズである『シャイニング・ウィズダム』。
シリーズ初のアクションRPG。キャラクターにCGレンダリングを採用。
「連打システム」という斬新なような、どうでもよいようなシステムが物議を醸した。
セガサターン初の本格RPGとしてかなり大々的に宣伝されたが、
シャイニングシリーズ中、一番酷評を受けている作品であり、存在感の無い作品でもある。
当初は、スーパー32X向けに開発されていたらしい。
セガサターンのRPG不足を解消する為にプラットホームを変更させられたと思われる。
でも、スーパー32X向けだったが方が。。。


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シャイニング・ザ・ホーリィアーク』。
シャイニングシリーズ第一作目「シャイニング&ザ・ダクネス」の後継的な作品。
3Dポリゴンを採用した3DダンジョンRPG。(キャラクターはCGレンダリングを採用)
処理が重くてイライラする時があるのはいがめないが、全体的に非常に手堅い作りをしている。
ピクシー(妖精)集めやピクシー攻撃システム、魔法などの派手なビジュアル効果などのスパイスが効いていて、
なんだかんだ言っても、最後まで遊んでしまうだけの魅力がある良作。
他作品に比べて地味な印象があり、売上があまり延びなかったのは残念。


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『Shining the Holy Ark』。海外版『シャイニング・ザ・ホーリィアーク』。
ジャケットのイラストが日本版よりもカッコ良くなっている稀有なケースである。
海外版に移植するにあたり、シャイニングフォースIIIへ採用される技術が実験的に導入されているようだ。
具体的にどういう風に日本版と異なりアレンジされたのかは不明だが、処理効率的なカスタマイズ関連か。
尚、海外版サターンにおけるシャインニングシリーズは、その全てが高値で取引されている。


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シャイニングフォース3 王都の巨神』『シャイニングフォース3 狙われた神子』
シャイニングフォース氷壁の邪神宮』。
シャイニングシリーズ中、最も人気のあるタイトル「シャイニングフォース」のセガサターン版。
本作からポリゴンキャラクターを正式に採用された。
シャイニングフォース」はシミュレーションRPGの草分け的存在で熱心なファンも多い。
長らくサターン雑誌で移植/新作希望の多かったタイトルで念願の新作として登場した。
世界観的には「シャイニング・ザ・ホーリィアーク」から継承されている。


「3」は三部作で、購入者特典として応募者全員にプラスαの「プレミアムディスク」も配布された。
この三作は、時系列のシナリオになっているわけではなく、同一時間軸上のシナリオ。
一作目の行動により、二作目、三作目のストーリー展開に影響を及ぼすシンクロニシティ・シナリオ。
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尚、この『シャイニングフォース3』がセガハード最後のシャイニング作品となる。
これは、セガと開発元のキャメロットの関係が希薄になったため。
ドリームキャストには参入しなかったキャメロットにとって、
「プレミアムディスク」はセガファンへの最後のプレゼントだったといえる。



【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪易-かなり難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪極安-高≫