【SG/欧州】 MASTER SYSTEM用カートリッジ (1990年頃~) ≪ライセンシーメーカー≫

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90年代以降、欧州MASTER SYSTEM市場では、日本では考えられないようなタイトルが
続々登場した背景には、ソフト開発のノウハウが蓄積された結果と、
ゲームギアのソフト開発技術がフィードバックされた結果にあるのだが、
U.S.GOLDやARENAなどのソフトライセンシーメーカーの参入も大きく影響している。

画面の上2段は、U.S.GOLD製MASTER SYATEMソフトの一例。
U.S.GOLDは、かなりMASTER SYATEMソフトの開発に力を入れていたメーカーで、
出来はさておき「GAUNTLET(ガントレット)」「STRIDER II(ストライダー飛竜2)」「OUT RUN EUROPA」など、
目を引くタイトルを続々と登場させた。出来はともかくである。

画面の最下段は、Virgin Games製MASTER SYATEMソフトの一例。
こちらもU.S.GOLD同様古くからMASTER SYATEMソフトを手がける。
画像は、CENTIPEDE/BREAKOUT/MISSILE COMMANDをワンパッケージにした「ARCADE SMASH HITS」、
アーケードからの移植作「ROBOCOP VS TERMINATOR」、それにメガドラからの移植作「LION KING」。


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こちら画面最上段の左3本は、ARENA製MASTER SYATEMソフトの一例。
シックで映えるパッケージが印象的。少なくともサターンのクールパッドよりもクールだ。

画面最上段の右1本「MORTAL KOMBAT II」は、日本でもお馴染みAklaim(アクレイム)製。
メガドライブでもAklaimはMORTAL KOMBAT IIを発表しているが、ジャケットがクリソツです。
パッケージに「MASTERSYSTEM」の文字がなかったら区別がつかない。。

尚、ARENAの「MORTAL KOMBAT」もAklaimの「MORTAL KOMBAT II」も、
MASTERSYSTEMで実写取りこみキャラクターを実現。
ちなみに「MORTAL KOMBAT II」は、セガサターン発売年と同じ1994年製。

画像中段3本のTECMAGIC製MASTER SYATEMソフトの一例。
この会社もかなりの量のMASTER SYATEMソフトを発表している。
「PACMANIA」や「NEWSEALAND STORY」といった移植作からオリジナル作まで。

下段2本は、これまた日本でもお馴染みのソフト会社TENGEN製MASTER SYATEMソフトの一例。
こちらは当然ながらアーケードからの移植作品をメインに発表。
画像は「Ms.PAC-MAN」「KLAX」。


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ソフトライセンシーメーカーより発売されたカートリッジのラベル。
ソフトライセンシーソフトの場合、基本的には白地に青のプリントのラベルなのだが、
「ROBOCOP VS TERMINATOR」は、黒地に赤文字のラベルでカッコイイ。


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SMASH TV」のカートリッジウラ面オモテ面。


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Aklaimの「MORTAL KOMBAT II」の裏パッケージ。完全にGENESISソフトのパッケージを彷彿させるもの。
良くみると、おなじみの「年齢制限」の表記も。。ついにMASTER SYATEMでも年齢制限ソフトが登場したわけだ。


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取扱説明書。年代、ライセンシー作品か否かに問わず、「横長冊子」形式のものが海外MASTER SYATEMではスタンダード。
なかには日本版同様「縦長冊子」形式のものも存在する。


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後期になると取扱説明書が分厚いものが多い。
英語のみならず、ドイツ語やフランス語など対応しているため。
尚、画像の「STAR WARS」はファミコンのビクター版「スターウォーズ」の移植版。
ただの移植ではなくグラフィック、BGM、難易度調整のされた名作。


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マイクロマシーンズシリーズで有名なCodemasters社の『COSMIC SPACEHEAD』。
SMS市場末期の作品で、カートリッジ形状も特殊で、かなりスリムになっている。欧州のMS本体でしか稼動しない。
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【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪難-かなり難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪普通-高≫