【DC/日本】 Microsoft WEB-TV 接続キット (1999年4月23日) ≪WEB-TVネットワークス≫

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一般的なテレビモニターと専用チューナーの組み合わせによるインターネットに接続できるサービス「WebTV」。
純粋にインターネットに接続する為だけのサービスだったわけではなく、
WebTVによる独自コンテンツが多く用意されていて、寧ろそれが目玉だった。
その「WebTV」のサービスをドリームキャストで利用できる為の接続キットが、
画像の『Microsoft WEB-TV 接続キット』だ。

WEB-TVの専用チューナーが、40,000~50,000円はする高額なものだっただけに、
当時、20000円程で購入できるドリームキャストを使うのはコストパフォーマンスが高いといえる。
但し、専用チューナーには備わっているAV入力、プリンタポート、マイク端子などの機能が
ドリームキャスト本体には備わっていないので、WEB-TVの一部のサービスは利用できない。
しかし、ドリームキャストがゲームマシンである特性を生かして、
ゲーム情報の配信はもちろんの事、WEB-TVオリジナルのネットゲーム配信も行われた。

サービスの利用料金は通常のWebTVサービスと同等で1カ月15時間まで2,000円、
15時間を超える分については従量制(1分間5円)という料金体系。
プロバイダは、当初はWebTV独自プロバイダのみでしか利用できなかったが、
その後、他の一般的なプロバイダも別途契約すれば利用可能に。


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Microsoft WEB-TV 接続キット 128bit SSL対応版』
1999年11月末に配布されたセキュリティー強化版。
これによりインターネットバンキングなどの金融サービスの恩恵を受けられるようになった。
通常のPC向けのインターネットバンキングもあまり普及していなかった時代だ。
(とはいえ、ファミコンメガドライブでも通信を使った金融サービスが提供されていたが)


2000年2月時点ではWebTV全会員数(一般契約者/ドリームキャスト契約者)が10万人超え、
なかなかの人気サービスだった。(当時の利用者の満足度も意外と(?)高かった)
しかし、ブロードバンド時代を迎えるに従い会員数も激減。
2002年3月末でサービス終了となる。



【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪やや難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪激安-安≫