【ETC/日本】 ワンダーボーイシリーズ/モンスターワールドシリーズ ≪非セガ 他機種≫

エストン(当時エスケープ)が開発した横スクロールアクションゲーム「ワンダーボーイ」。
スーパーマリオブラザーズアレックスキッドと同じ類のゲーム。
モンスターワールド」シリーズは、その「ワンダーボーイ」から派生した横スクロールアクションRPG系ゲーム。


ワンダーボーイシリーズとモンスターワールドシリーズのナンバリングが複雑なのも有名。
以下に列挙。
なんだかよくわからないと思う。
ワンダーボーイシリーズとモンスターワールドシリーズを分けて一覧にすると以下の通り。
ワンダーボーイシリーズ】
1.ワンダーボーイ
2.ワンダーボーイ モンスターランド
3.ワンダーボーイIII モンスターレ
4.モンスターワールドII ドラゴンの罠
5.ワンダーボーイV モンスターワールドIII
モンスターワールドシリーズ】
1.ワンダーボーイ モンスターランド
2.モンスターワールドII ドラゴンの罠
3.ワンダーボーイV モンスターワールドIII
4.モンスターワールドIV
なんかややこしくしているのは、「モンスターワールドII ドラゴンの罠」。
この作品は、海外MASTER SYSTEM用に1989年登場している。
そして、1991年に「ワンダーボーイV モンスターワールドIII」が登場。
その後、1992年にゲームギア用として日本でも「モンスターワールドII ドラゴンの罠」が登場している。
モンスターワールドシリーズ的には登場した順にナンバリングして、2番目の作品。
ワンダーボーイシリーズ的には、日本での登場した順で、「モンスターワールドIII」と入れ替わって4番目の作品。
意味不明だが、意味不明でも大丈夫だ。特別、支障は無いので話を進める。

いずれの作品もアーケード向け、セガハード向けに開発され、いずれも販売はセガ
その為にセガのゲームという印象が強い。
実際、SEGA AGES 2500シリーズとしてPS2用「モンスターワールド コンプリートコレクション」が
セガから発売されているくらいだ。

しかし、ソフトの著作権自体は、開発会社であるウェストンが握っており、
セガハード以外の多くのハードでプレイすることができる。
ただし、商標権に関しては販売元であるセガが掌握しているため、
ゲームタイトルやキャラクターがオリジナルと異なったものになっている。


イメージ 1
任天堂ファミリーコンピュータで遊べるワンダーボーイシリーズ/モンスターワールドシリーズ。
画像左は、言わずと知れたハドソンの「高橋名人の冒険島」。
これは「ワンダーボーイ」のファミコン移植版。主人公が高橋名人に変更されている。
正式にライセンスを受けて移植されたものだが、ハドソンが「オリジナル作品」として宣伝した為、
セガVSハドソンの法廷論争にもなった。(確か、勝ったのはハドソン)
以後、「高橋名人の冒険島」はシリーズ化するが、ワンダーボーイシリーズとは関係ない。

画像右は、ジャレコの「西遊記ワールド」。(NORさん曰く、「竹下元総理パケ」)
あまり知られていないが、「ワンダーボーイ モンスターランド」のファミコン移植版。
キャラクターはおろか、世界観も変更されての発売。
PCエンジンの「ビックリマンワールド」の発売後というのもあってか、あまり騒がれなかった。
他機種版のワンダーボーイシリーズ/モンスターワールドシリーズで、ハドソン以外から発売されたのは、
この作品が最初で最後か?


尚、ファミコン版「ビックリマンワールド」は、オリジナル作品であり、
ワンダーボーイシリーズ/モンスターワールドシリーズとは一切関係ない。



イメージ 2
NEC PCエンジンで遊べるワンダーボーイシリーズ/モンスターワールドシリーズ。
画面左上、ハドソンの「ビックリマンワールド」。
ワンダーボーイ モンスターランド」のPCエンジンHuカード移植版。
メインのキャラクターはビックリマンの登場人物に変更されているが、
かなりオリジナルに忠実な移植で評判も知名度も高い。


画面右上、ハドソンの「アドベンチャーアイランド」
モンスターワールドII ドラゴンの罠」のPCエンジンHuカード移植版。
実は、「モンスターワールドII」が日本で初めて発売されたのはPCエンジンでした。
オリジナルも移植作も存在が地味なので知名度は低い??


画面左下、ハドソンの「ワンダーボーイIII モンスターレアー」
その名の通り「ワンダーボーイIII モンスターレア」のPCエンジンCD-ROM2移植版。
珍しく、タイトル変更無し。モンスターワールドではないからか?
とはいえ、PCエンジン版は「モンスターレアー」と語尾が"アー"と伸ばしているのも気になるところ。


画面右下、ハドソンの「超英雄伝説ダイナスティックヒーロー」
ワンダーボーイV モンスターワールドIII」のPCエンジンSUPER CD-ROM2移植版。
例によって、タイトル 及び キャラクターが変更されている。
ジャケットのキャラクターデザインの人がオリジナルのメガドラ版と同じ人なのは、
"ナニか"に対するささやかな抵抗か。



【入手容易度】(普通/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪普通-かなり難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪安-高≫