【SS/日本】 せがた三四郎 (1997年~1998年) ≪セガ≫

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セガサターン後期のCMキャラクターとして一世風靡した『せがた三四郎』。
仮面ライダーでお馴染みの俳優の藤岡弘、が演じた。
※非常に話題になったCMで、これを機に藤岡弘、は再ブレイクを果たしている。
せがた三四郎の名は『姿三四郎』『セガサターン、しろ!』『セガサターン白』を文字った秀逸なネーミング。

姿三四郎」のイメージからだろうが、特有のキャラを保持している藤岡弘、を起用したのが大正解で、
せがた三四郎に圧倒的なカリスマ性(?)を持たせることに成功した。

セガサターン、しろ!」という絶対命令的なキャッチフレーズは、
プレイステーションに圧倒的な差をつけられていた後期セガサターンにとってはこれ以上にないキャッチコピー。
初期せがた三四郎CMでは、サターンをしない若者を三四郎が情け容赦なく徹底的にボコっている。

当時、マイナーなイメージの強かった黒っぽいサターン本体のカラー(ミストグレー)を変更し、
よりパブリックなイメージを持つホワイトカラーになった事を「セガサターン白」で潜在的に宣伝している。


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せがた三四郎の登場するCMは約20本作成されたが、どれも素晴らしい出来栄え。
(個人的にはアゼルのCMだけは納得できなかったが)
初期の横暴且つシュールなCMから、徐々に三四郎の人間らしい部分が姿を現す中期のCM。
そして、見事にドリームキャストへの橋渡しを担った最後のCM(真剣遊戯)へと結実していくサマは見事。
尚、最終CMで三四郎は、ミサイルと共に自爆するが、パラシュートで脱出しているので死んだわけではない。



つい口ずさんでしまいそうなキャッチーなイメージソングと、藤岡の演じる三四郎のキャラクターは、
世間でもかなりの話題になったのだが、セガサターンの売上にどれだけ貢献したかは正直不明。
せがた三四郎』は売れたが『セガサターン』は売れず・・・な印象が強い。

とはいえ、後期セガサターンせがた三四郎がいなかったら・・・と考えると、ゾっとするのも事実だ。
当時のサターンユーザの心の支えとなった存在であり、
世間へのセガサターンのイメージアップにも絶大な効果を発揮したのは間違いない。


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せがた三四郎 真剣遊戯」。
せがた三四郎のCMをモチーフにしたミニゲーム集。デスクリムゾンで有名なエコールが開発を担当。
せがた三四郎の最後のCMは、この「せがた三四郎 真剣遊戯」のCMだった。
尚、店頭デモプレイ用サターンCD-ROM「FLASH SEGA SATURN VOL.32」では、
せがた三四郎 真剣遊戯」の開発予告CMが収録されている。


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セガパートナーズの会報ソフト「モギタテセガサターン」では常にせがた三四郎の最新CMを収録していた。


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せがた三四郎CMのイメージソング「セガサターン、シロ!」も人気があった。
その為、1998年2月にCD化され、更に同年6月にクラブリミックス盤も発売されている。
尚、クラブリミックス盤はアナログでも発売された。
・・・初期せがた三四郎CMではクラブで踊っている若者を投げ飛ばしまくっていたのだが、そこは受け流せ。



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SEGATOYSから発売された「せがた三四郎 フィギュア」
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三四郎の足元にはサターン本体が。

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ブロンズカラーバージョンなんてのもある。

尚、タカラからもより本格的な「せがた三四郎 フィギュア」が発売された。


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せがた三四郎のテレホンカード



【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪易-かなり難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪普通-高≫