【日本/SG】 SG-1000 <中期以降製造バージョン> (1983年頃発売) ≪セガ≫

イメージ 1

イメージ 2

SG-1000本体。(SGはSEGA GAMEの略)
セガ初の家庭用ゲームマシン。このハードからセガのコンシューマの歴史が刻み込まれていくことになる。
但し、SC-3000の頁でも触れたように、この時のセガはコンシューマ市場に深い関心を抱いていたわけではない。
SG-1000は、SC-3000からキーボードなどのPCとしての機能を剃り落しゲーム機能に特化したマシンだ。
逆に云うと、程なくして発売された多機能キーボード(SK-1100)を、このSG-1000に装着すれば、
SC-3000とまったく同格のPCマシンとなる。
SG-1000は、家庭用PCへの入門マシン、もしくは橋渡し的な意味合いを籠めて作られたマシンといえる。
より安価で買える「ゲーム特化マシン」というエサを巻いて、PCの世界へ誘う狙いがあったのだ。
実際、当時のPCユーザの多くは、ゲーム目当てで購入していたわけでその狙い自体は間違っていなかった。
このSG-1000は、セガの思惑以上の売れ行きを残す結果となる。
もちろん、「売れた」というのは、"セガ自身の想定を大きく上回った"という意味であって、
任天堂ファミリーコンピュータと比較したら「失敗」のレベルではある。
しかし、この『セガ自身の想定を大きく上回った売れ行き』というのが重要なのである。
SC-3000同様、オーストラリア/ニュージーランドなどでも発売されそれなりに好評ではあったが、
後のマスターシステム程のインパクトは与えられなかった。
尚、ハードのデザインはかなり不評であった。通称、『墓石』。
しかし21世紀の今に、このSG-1000のデザインはレトロ感覚があって凄く可愛らしく見える。
コントローラの使いにくさは普遍的だが。。



【名称】
 SG-1000 (1983年頃発売)
【価格】
 \15,000
【メーカー】
 セガ
【CPU】
 Z-80A(3.58MHz)
【MEMORY】
 ROM  8~48KB(オプション)
 RAM 8Kbit(1KB)
 VRAM 16Kbit(2KB)
【GRAPHIC】
 15色+1色発色可能(カラーミキシング210色)
 キャラクタ:8×8ドットマトリクス
【SOUND】
 PSG音源3音+ノイズ1音
【ETC】
ジョイスティック 2個使用可能(1個オプション)
【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪かなり難≫
 非常に古いものなので入手は難しい。
 但し、市場価格的には状態に拘らなければ比較的安価で入手できる。
 箱説付き、若しくは新品同様のものになると、それなりの値段になると思われる。