【日本/SG】 Othello Multivision FG-1000 (1983年発売) ≪ツクダオリジナル≫
オセロマルチビジョン(FG-1000)は、ツクダオリジナル社から発売されたSG-1000完全互換ゲーム機。
オセロゲームがハードにプリインストールされていて、ソフトが無くとも遊べる。
オセロマルチビジョン用のソフトは10本程度しか発売されていなかった。
SG-1000のソフトも利用できるのもあってかソフトコンテンツには力を入れていなかったようだ。
コントローラは本体と一体化していて、オセロゲーム用のボタンがボディに配置されている。
別売りでコントローラを付ける事も可能だった(FG-1000の初期Verにはコントローラ接続端子が無かったという噂もある)
オセロゲームがハードにプリインストールされていて、ソフトが無くとも遊べる。
オセロマルチビジョン用のソフトは10本程度しか発売されていなかった。
SG-1000のソフトも利用できるのもあってかソフトコンテンツには力を入れていなかったようだ。
コントローラは本体と一体化していて、オセロゲーム用のボタンがボディに配置されている。
別売りでコントローラを付ける事も可能だった(FG-1000の初期Verにはコントローラ接続端子が無かったという噂もある)
このオセロマルチビジョンが発売されることになった経緯についてはまったくわからない。
互換ハードを他社に販売させたセガの意図はなんだったんだろうと考える。
PC市場での成功を目指していたセガにとって一番重要だったのはSC-3000系ハードを
如何に広めるかにあったと思われる。
SC-3000を中軸に置き、且つ 盛りたてるべくSG-1000、オセロマルチビジョン、SD-G5といった数々の
互換性のあるゲーム特化マシンを、『伏兵』として配置していったと考えられなくもない。
オセロマルチビジョンもSG-1000同様に多機能キーボード(SK-1100)を装着すれば、
SC-3000と同格の家庭用コンピュータとなるのだ。
程なくして同時期、ソフトライセンシーを強化しコンテンツ(ソフト)を充実させていく
ファミリーコンピュータの任天堂とは対照的にも感じる。
もちろん、セガと任天堂の方向性の違いを単純に比較することはできない。
PC市場を生き抜くには、ソフトではくハード(アーキテクチャー)を重視するのも一つのやり方であるからだ。
問題は、セガがその後、PC市場を諦め、家庭用ゲーム機市場へと本腰を入れるようになっても、
そのハード重視/ソフト軽視の気風が残ってしまった所にある。
操作説明シートを被せた状態の本体。
互換ハードを他社に販売させたセガの意図はなんだったんだろうと考える。
PC市場での成功を目指していたセガにとって一番重要だったのはSC-3000系ハードを
如何に広めるかにあったと思われる。
SC-3000を中軸に置き、且つ 盛りたてるべくSG-1000、オセロマルチビジョン、SD-G5といった数々の
互換性のあるゲーム特化マシンを、『伏兵』として配置していったと考えられなくもない。
オセロマルチビジョンもSG-1000同様に多機能キーボード(SK-1100)を装着すれば、
SC-3000と同格の家庭用コンピュータとなるのだ。
程なくして同時期、ソフトライセンシーを強化しコンテンツ(ソフト)を充実させていく
ファミリーコンピュータの任天堂とは対照的にも感じる。
もちろん、セガと任天堂の方向性の違いを単純に比較することはできない。
PC市場を生き抜くには、ソフトではくハード(アーキテクチャー)を重視するのも一つのやり方であるからだ。
問題は、セガがその後、PC市場を諦め、家庭用ゲーム機市場へと本腰を入れるようになっても、
そのハード重視/ソフト軽視の気風が残ってしまった所にある。
操作説明シートを被せた状態の本体。
尚、内臓のオセロゲームのBGMはかの『第九』だ。