【東亜/DC】 TREAMCAST(Black Color edition) (2006年11月26日発売) ≪不明≫

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今回紹介しているハードはパチモノ(バチモノ)ハードです。
パチモノなんて紹介して良いのかどうか・・・兼ねてより迷っていましたが、
・パチモノのクズハードの中にも目を見張るハードがある
・当サイトの「セガ プチレア百花」では、思いのほか極普通にパチモノアイテムを紹介している
といった点で、「セガハード百花」においても、選りすぐりのパチモノハードだけは紹介することにしました。
ポータブルなボディのドリームキャストのクローンマシン「TREAMCAST」。
2003年ごろに香港で開発され、中国のみならず北米でも販売された。
ポータブル・ドリームキャストと謳われているが、
通常の純正ドリームキャストを一回り小型し、折り畳み式の小型TFT液晶ディスプレイを搭載したその姿は、
どちらかというと、ゲーム&カーナビサターンに近い。
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実際に、TREAMCASTには、車載用にシガレットアダプターも同梱されている。

またTREAMCASTは、MIL-CD対応&リージョンフリーというあまりにも破壊力満点の超強力仕様。
流石に比較的著作権意識の緩いセガも、著作権違反でこの開発会社を訴え
TREAMCASTの販売を停止させることに躍起になった。

初期に販売されたTREAMCASTは、純正ドリームキャスト同様、ホワイトカラーの本体。
特製ケース(バッグ)に梱包されていて、VMの刺さる穴の無いサターンパッド形状のコントローラー×2、
MP3とVideo CDを再生する為のソフトとそのリモコン等が付属していた。
【DC/海外】 Dream movie (2000年頃?) ≪不明≫


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2006年に突如販売されたTREAMCASTは、ブラックのカラーリングに変更。
Video CD再生ソフトとリモコンは付属されなくなった。
また2つのサターンパッド形状のコントローラーも無くなり、
ドリームキャストの純正コントローラが一つ付属してくるようになる。
本体の基本性能はかわらないが、液晶ディスプレイはサムスン製のTFT液晶が採用されている。


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ディスプレイを閉じた状態のTREAMCAST本体。
純正ドリームキャストは、『弁当箱』とよく謳われたものだが、
TREAMCASTの場合、『弁当箱』というよりは『重箱』の領域である。


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TREAMCASTの背面には、『TREAM "A" CAST』とプリントされたシールが。
パチモノハードにおいて、パッケージと本体に表記されるそのハード名は、
同一の名前であってはならないとか そういうルールでもあるのだろうか。。


尚、仕様面においては、純正ドリームキャストシリーズを差し置いて、"最強"といえるTREAMCASTだが、
その品質・耐久性においては、非常に壊れやすくパチモノハードとしての面目躍如ぎみ。
特に『熱暴走』の報告はよく聞く。
以下、想像の話になるのだが、TREAMCASTは基本的に純正ドリームキャスト
流用して開発されたものだと思われる。
しかし、液晶ディスプレイを搭載する上で、バッテリー部分の純正利用ができなく、
質の悪いものを採用したのだろう。
その上、本体(ケース)の若干の小型化が、本来の放熱能力を弱めているようにも感じる。
そもそも、流用元の純正ドリームキャスト自体が耐久力の高いハードでないのが追い討ち。



【マシン名】
 TREAMCAST(Black Color edition) (2006年11月26日発売)
【価格】
 $169.99
【メーカー】
 不明
【スペックは通常版DREAMCASTと同等】
【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪かなり難≫
 海外通販などが利用できれば、少しの努力で入手可能