【MD/日本】 メガドライブ用ROMカートリッジ ~その1~ (1988年10月29日~) ≪-≫

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マスターシステムの時代までは実状サリオの一社だけだったライセンシー会社が、
メガドライブの時代になると爆発的に増加することになる。
ナムココナミタイトー、後にはカプコンといった老舗ゲームメーカーから、
ゲームアーツ、テクノソフトといった知る人ぞ知る実力派メーカーまでが参入。
コンパイルソニック、トレジャーなどの新興勢力も登場し、
メガドライバーから熱い支持を受けていたのも特徴。

MDソフトのパッケージは、海外のマスターシステムソフトを彷彿させるプラスチックケースを採用し、
それまでの紙パッケージと異なる高級感があった。
初期~中期発売のソフトにおいては、パッケージデザインについて特に統一感は無い。
後期になると表面パッケージの左部に青地で白色文字で「MEGA DRIVE」とプリントされるようになる。
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パッケージ側面の上部の「MD」ロゴについては、初期から末期発売のソフトまで一貫してプリントされている。

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パッケージを開けた時の様子。
メガドライブの取扱説明書はオールカラーの冊子で、これまたマスターシステムの時代よりもゴージャス仕様。
ソフトにより、かなり凝った取扱い説明書のものもある。
ROMカートリッジの形状は、ブラックカラーの丸みを帯びた横長カートリッジ。
左端に、切り込みが入っているのが日本のメガドライブROMカートリッジの特徴。
この切り込みは、電源を投入した際に、ROMが本体から外れないように固定するストッパーの引っ掛けるミゾなのだ。

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尚、最初期発売ソフトの取扱説明書には、バインダーにとめられるようなパンチ穴が開いていた。

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パッケージ背面。プレイ可能人数と、そのゲームのジャンルがアイコンで表記されている。

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末期ソフトのパッケージを開けた時の様子。
基本的に、初中期のソフト変わらないのだが、取扱説明書やROMカートリッジのラベルデザインには、
青地に白い文字の「MEGA DRIVE」という統一デザインが目を引く。

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一般的な旧パッケージと新パッケージの比較。新パッケージのセガブルーが映える。

以上が、一般的なメガドライブソフトの基本的な例であるが、
実はライセンシーメーカーによりパッケージやROMカートリッジの形状が異なるものもある。
それは次回に紹介する。



【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪易-極めて難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪極安-極高≫