【DC/日本】 DREAMCAST用GD-ROMソフト 通常版 (1998年11月27日~) ≪-≫

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日本で発売されたDREAMCASTGD-ROMソフト。
シーマン」といったヒット作もあるが、(初期)サターンの時代と比べても、
派手な売上を記録したソフトはあまりない。
だからといって駄作が多いというわけでもなく、むしろ佳作・良作はかなり多い。
優秀な作品を売上に反映させることができなかった。これは末期サターンと同じ状況だったといっていい。
489本のタイトルが2007年までの間に日本で発売された。

DREAMCASTのソフトは、GD-ROMというセガヤマハが開発した独自のフォーマットのディスクメディアを採用。
通常のCD-ROMと異なり、GD-ROMは約1ギガバイトの容量を誇る。
DVDには適わないが、CD-ROM以上の大容量メディアをローコストで実現したといえる。
当時はまだDVDドライブが非常に高額であった事と、
DREAMCASTのソフトで実際にGD-ROMの容量をフルに使用したソフトはごく一部だけだった事を
踏まえて考えると、DVDを切り捨てたセガの選択はあながち間違っていない。


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DREAMCAST用CD-ROMソフト。
音楽用CDケースと同一規格のプラスチックケースを採用。(124mm×142mm×10mm)
取扱説明書も基本的にフルカラー印刷。
他に帯や新作ソフトを紹介した小型パンフレット、ドリームポイントバンクカードなどが同梱されている。
オレンジとホワイトのドリームキャストロゴは全てのソフトに採用。


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マニュアルが分厚いソフトは、通常の音楽ケースよりも少しだけ厚みのある特殊ケースが採用されるようになる。
ここらへんもサターンソフトと同じ。


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GD-ROMを2枚要するようなソフトは、画像のような2枚組ケースが採用されていた。
この2枚組ケースも、初期の音楽CDの2枚組ケースとほぼ同じ規格である。
GD-ROMが一枚しか使用しないゲームであっても、初回特典が付属するものや、
マニュアルが極端に分厚すぎるものは、このような2枚組ケースが採用されている事がある。
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ドリームキャスト市場の末期の末期。
2006~2007年頃になるとDVDケースを使用して供給された。
DVDが完全に普及していた時期なので、調達するにコストが安く済んだのだろう。


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DREAMCASTではレイティング制度(年齢制限)はなくなった。
SEGA SATRUNでの失敗が相当に痛手だったのだろう。。
基本的には、DREAMCASTのソフトは『推奨年齢 全年齢』ソフトである。
但し、やや過激な暴力表現のあるものは、『暴力などの表現が含まれます』表記がされる。


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ドリームキャスト市場の末期の末期になると、レーティング表記が復活する。
ただし、SEGA SATRUN時代のようなセガ独自のレーティングではなくCEROによるもの。時代が追いついたか(笑)

・・・結果、DREAMCASTでも『年齢制限18才以上』のソフトが登場するわけだ。末期なので影響ほとんどなかったが。



以下、特殊なパッケージ例。

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『コズミックスマッシュ』。いち早くDVDケースを採用。
ゲーム内容同様サイバー(死語)な雰囲気を醸し出している。


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シェンムーUS』。2枚組CDケースが厚紙パッケージで梱包されている。

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『スポーン』。1枚CDケースに厚紙パッケージで梱包されているパターン。

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アドバンスド大戦略』。
これもCDケースに厚紙パッケージで梱包されているパターンだが横に長い。
店頭などで平積みする分には目立ってよい。
でも、購入後収納するのに若干うっとおしいパッケージだ。
セガスポーツの2Kシリーズも横に長かった。やはり若干うっとおしかった。



【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪易-極めて難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪極安-極高≫