英語の歌詞について思う

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僕の後輩は「日本語歌詞は歌詞の内容がわかるので絶対に嫌だ」とか言っています。
「絶対に嫌だ」というのがちょっとアレなんですが
僕自身も歌詞って余程の内容でない限り興味が無い人間なので
彼の気持ちが少しはわかります。
すっごくカッコイイ曲なのに、歌詞が無駄にクサイ内容で引いてしまう事も多々あったり。。
それでも個人的には、曲が引き立つのであれば日本語でも英語でもインストでも何でもいいです。はい。
#と言いつつも、実状としては、海外アーチストはしょうがないとして、
#よく聴く日本のバンドでも英語歌詞のが多かったりするのですが。

ただ、特に海外アーチスト…俗にいう洋楽というものを聴くにあたっては、
ある意味、考え方によっては、英語の苦手な日本人にとっては幸せなのかもなのですよ。
歌詞の意味がわからないから、その分、直接にサウンドがリスナー側のイマジネーションに
働きかけてくる。
愛だの平和だの罵倒(?)だのといった歌詞による束縛が無い分、聴き手側のその曲の受け止め方が
自由になる。
そういった意味では英語圏の人よりも純粋に音楽が楽しめてるともいえたり。
例えば…EMINEMのような連中にしても、英語圏ではその過激な歌詞が武器にもなるけど
逆に弱点にもなる。
歌詞の過激さにばかり目を取られてばかりとなったり、過激というだけで無視する良識的(?)な
リスナーもいるでしょうし。
その点、英語のわからん日本人には、歌詞の過激性よりも最初にあのライムの素晴らしさに気付くはず♪
#ちなみに英国圏の人間でもRapを一字一句全て認識することは決して容易ではない。。

僕が本格的に音楽にハマッたキッカケが、
90'前半のTechno/House(=歌詞の無い音楽=まったく国境の無い音楽)からなので、
もしかしたらその辺の関係で音楽に対する考え方が変(極端)なのかもしれませんが(^-^;;

それと、単純に、日本人は「英語をかっこいい」と思っている、、つまりはミーハー的な要素があるっ
てのも…これはこれで事実なんですよね。たぶん否定することはできない。
”日本”という環境で生まれ育った故に。
でも、大丈夫。海外のTechno系の人の中には「Technoには日本語がカッコイイ」と思っている人が
多くいますから♪想い想われでルルルルル~♪


ちなみに、日本人は”歌詞重要視”派の方が圧倒的に多いような気がします。
#僕のような”歌詞軽視”派は少数派なのかな。。
結構洋楽聴きの人でも、歌詞を読んでいる人が結構いるようです。
対訳詩を載せている音楽サイトも一時期増えてましたし。
ただ、一部の政治的な詩やギャンスタ系の連中のストリートを謳ったリリックに限っては、
日本人が理解するのは非常に難しいのではないかとも思います。
なんか過激でカッコイイとか感じたり、理解したつもりとかにはなれても
本当に理解することは不可能だと思います。
これは言葉の壁だけではなく、文化の壁‥、そして何よりも生活環境の壁といった問題です。
一般ピーポーでも拳銃の持てるような国と、一億総平和ボケ人国家の違いともいうのか…。

だから日本人には、私的な歌詞や抽象的な歌詞の方がピンとくるのかもしれませんね。

PS:「私的であることは政治的なことだ。」←コレ、Everything But The Girlの大名言!!(>_<
例えば、レノンのImagineの歌詞は政治的である前に私的であることに気付かされます。
だからこそ、この曲の歌詞は日本人にでも解かりやすいのかもしれない。