【MD/韓国】 韓国版MEGA DRIVE用ROMカートリッジ (1992年頃~) ≪Hicom≫

韓国では、セガよりライセンスを受けたSAMSUNG(三星電子)が主体となって
メガドライブ(SUPER ALADDINBOY)市場が形成されていた。
そんな中わずかながら、Hicomという会社もメガドライブソフトを供給していたようだ。

Hicomは流通業を主体した企業で、初期の頃はSAMSUNGのサポート的役割も担っていたようだ。
(両社の関係は深く、SAMSUNG、Hicom間で業務提携のようなものを行っていたと思われる)


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比較的初期の頃、Hicom名義で販売された韓国版「インセクターX」
製造はSAMSUNGだと思われる。
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またこの時期のHicomは、権利関係の微妙なマスターシステムからの移植ものなども販売していたようだ。
マスターシステム向けのソフトも販売している)


メガドライブ市場末期(90年代後半)になるとSEGASAMSUNGの関係が希薄化してくる。
(その原因は、恐らくセガサターン事業の失敗によるものだと思われる)

この末期になると、SAMSUNGに代わりHicomブランドによるセガメガドライブソフトが
僅かながら登場したようだ。
それはつまり、末期になってメガドラソフトの供給がSAMSUNGからHicomへ正式にバトンタッチしたといえる。



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Hicom製『SONIC CLASSICS』。
パッケージデザインがSAMSUNGのものとは異なる。

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ロゴが「SUPER ALADDINBOY」ではなく「MEGA DRIVE」に。

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Hicom製『SONIC CLASSICS』のカートリッジ
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リニューアルされたHicom社のロゴ

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Hicom製『SONIC CLASSICS』の取扱説明書。
アジア版メガドライブ説明書と同じ雰囲気のモノクロ印刷。


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Hicomブランドによるセガメガドライブソフトには
他にも「バーチャファイター2」なども存在するようだ。
※つまり韓国の「バーチャファイター2」にはSAMSUNGブランド版とHicomブランド版が存在する。



【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪難-極めて難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪普通-高≫