ロバート・A・モーグ博士死去【Moogシンセサイザー発明者】

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非常に残念なニュースが飛び込んでまいりました(>_<
Moogシンセサイザーの発明者のロバート・A・モーグ博士(71)が亡くなりました。。

【ニュースソース】
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/22/news041.html
#こんなこと言ってはナンですが、、まだ生きていたんだとも思ってしまった。。orz


このMoogシンセサイザーが登場する前の、、
それまであったシンセサイザーRCAシンセサイザー等)というのは、
大掛かりで莫大な費用の掛かる電子楽器で、とても個人レベルで所有なんてできるものではなかったのですが、
ボブ・モーグ博士が、1964年に小型汎用化したMoogシンセサイザーを開発。
初めてシンセサイザーが量産され一気に電子音が音楽業界に広まっていく契機をつくってくれた人です。
Moogシンセサイザーから花開いたアナログ・シンセサイザーは、
80年代中盤にYAMAHAのデジタルシンセサイザー「DX-7」の登場で一時的に勢いを失いますが、
90年代に入るとTechno/Houseの台頭により再評価を受けてアナログ・シンセサイザーの時代が
またやってきているのです♪
つか、デジタル・シンセは、激しく個性の無い音で超ツマンネー。



で。Moogシンセサイザーというのは今でもかなり根強い人気があります。僕もMoog音大好きです♪
最近でMoog音出しているのはDMX KREWとか、、あ~。。The Moog Cookbookなんて連中もいましたね(^^;;
Rock系でもSonic YouthとかBuffalo Daughter辺りなんかも使ってます。

上のニュースソースの中にもありましたが、ビートルズの“Here Comes the Sun“(1969年)。
僕も大好きな曲なのですが。この曲の作曲者は、言わずと知れた今は亡きGeorge Harrison
George Harrisonは、かなりこのムーグにハマってしまって、
ソロ名義で同年に「ELECTRONIC SOUND (電子音楽の世界)」という全編MoogオンリーのAlbumを
うっかり出してしまっています。
この作品をビートルズファンが楽しめるかどうかは疑問ですが電子音好きなら一度は聴いておきたい名盤です♪


それとMoogを語る上では絶対に外せない60年代中盤に登場した米仏の二人組みPerrey & Kingsley。(>_<
音楽の本来持つユーモア性とともに、Moogの魅力を最大限に引き出せた人は他にいないでしょう♪
彼らの代表曲は、やっぱ「Baroque Hoedown」でしょうか。。
この曲は日本では東京ディズニーランドのエレクトリックパレードのテーマとして有名ですね♪
あのぴこぴこサウンドの曲は60年代に作成された曲なんです。
今聴いても古臭さを感じない瑞々しさに溢れています。
#実際にTDLで流されている曲自体はオリジナル曲ではないのですが。。
また、Perreyの個人名義で「Popcorn」という曲も有名ですね。かつて電気グルーヴもカヴァーしてました。
またこの曲は、昔、SEGAアーケードゲームペンゴ」で無断使用されてました。
#このゲームを家庭用ゲーム機に移植する際には、無断使用の問題で別の曲に入れ替えられているのは有名な話。


ちなみにMoogの呼び方。昔は「ムーグ」で統一されていたのですが、
発音として「モウグ」と呼ぶのが正確らしく、近年は「モーグ」と呼ばれているようです。
全然気が付きませんでした。。
#「カート・コバーン」を、「カート・コベイン」と呼ぶようになったのと同じようなものか。。



なんだか、今日の記事はいつもにも増して異様に乱文で申し訳ないっす。

何はともあれ、
モーグ博士のご冥福をお祈りいたします。。と、同時に大声で「ありがとう♪」を言いたい。