【欧州/MD】 MEGA DRIVE RGB (1990年9月発売) ≪セガ≫

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日本のMEGA DRIVE発売から2年後、北米のGENESIS発売から1年後、
欧州においてもMEGA DRIVEが発売されることとなる。
欧州も日本同様、ハード名は「MEGA DRIVE」である。
ただし、MEGA DRIVEのロゴやフォントが違うのは、地域の趣向の違いから。
日本版、北米版とも性能は変わらない。
MEGA DRIVE市場的には北米と似たような盛り上がりをみせていた。

画像のMEGA DRIVEは、フランス版のMEGA DRIVE、「MEGA DRIVE RGB」である。
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欧州の中でもフランスは他の地域と若干違う仕様のMEGA DRIVEだった。
本体自体は他の欧州版と変わらないのだが、映像出力コードにRGBケーブルが標準で付属しているのだ。
日本やその他の国のMEGA DRIVEの付属ケーブルは、モノラルのAVケーブルなのだからかなり豪華に感じる。
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しかし、フランス版MEGA DRIVEがRGBが標準出力なのにも理由がある。
というのも、欧州の映像出力方式は一般的にPAL方式というものを採用しているのだが、
フランスではSECAM方式という違う映像方式を採用している(そのうえ、確かフランス全域ではない)。
周りの国々はPAL方式であるのに、フランスだけSECAM方式なため、
フランスの消費者は他国のAV機器(ビデオ、DVD、ゲーム機などのビジュアル機器)を簡単には利用できない。
そこでフランスの家電メーカーは、家庭用のTVモニターにRGB出力端子を付けたのだ。(正確にはSCART端子)
フランスにおいて、RGB接続は非常に一般的なものらしい。
ちなみに、MASTER SYSTEMにおいても、フランス版はRGB出力が標準で付属されていた。

フランスではセガハードに限らず、任天堂ハードなどもRGBが標準出力。

※画像のパッドは純正パッドではありません。


【マシン名】
 MEGA DRIVE RGB (1990年9月発売)
【価格】
 不明
【メーカー】
 セガ
【スペックは日本版MEGA DRIVEと同等】
【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪かなり難≫
 日本の中古市場ではほとんど見かけない。
 フランス人は意外にゲーム好きな方が多く、海外市場でこまめに探せば見つかると思われる。
 値段はお手頃価格で入手できよう。