【北米/PICO】 SEGA Pico MK49002 (1994年発売) ≪セガ≫

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画像は、北米版のPico MK49002である。本体の形状的には日本のHPC-0007に当たるもの。
※MK49325というモデルも存在するがそれは別記事にて紹介。
欧州ではMK-49002-50という型番で投入された模様。
(末尾の50という番号はイギリスに割り当てられた国番号と思われる)
本体のカラーリング以外は、日本のPICOと同一のものといってよい。
※細かい所の違いでは、日本では「PICO」と全部大文字表記なのだが北米版では「Pico」と表記される。
また、タッチペンを海外では「Magic Pen」と称していた。

海外におけるPico情勢だが、詳細はよくわかっていない。
北米、欧州、中国(当初は香港のみ)、韓国で販売され、90年代末の時点で100万台出荷されたらしい。

北米、及び、欧州で発売されたソフトタイトル数はそんなに多くない模様。(多くて20本弱か?)
少なくとも欧米ではかなり苦戦をしたようだ。


日本のPICOと、海外版のPicoのソフトの互換性についても、調査不足で詳しくは不明。
以前にPICOソフトの開発者とコンタクトをとれる機会があったのだが、
その際に「海外版PICOとの互換性は低い」というコメントを頂いた。
その理由は「NTSC、PALのTV信号の違いが主な原因」とのこと。
当時の私はあまり海外ゲーム事情に詳しくなかったので、そのまま鵜呑みにしたのだが、
今になって思うと、映像方式が同じ地域なら互換性があるのではないだろうか。
つまり、エリアプロテクトの判別をしているのか いないのかがキーポイントになる。
幸い今現在、テストする環境は揃っているので、機会があればいずれ確認してみたい。

海外版Pico本体で日本のソフトが稼動するかの検証は行っていないのだが、
逆に、日本版PICO本体で海外版のソフト稼動するかの検証は少し行った。
自分が所有している海外版ソフトに関しては全て日本のPICO本体で稼動した。



【マシン名】
 SEGA Pico MK49002(1994年発売)
【価格】
 不明
【メーカー】
 セガ
【スペックはKIDS COMPUTER PICOと同等】
【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪かなり難≫
 日本の中古市場ではまず見つけられないだろう。