【SG/韓国】 OACS MrkIII / GAMBOY(最初期 韓国版MASTER SYSTEM)用カートリッジ (1986年頃~) ≪OACS≫

イメージ 1

謎多き韓国市場・・・韓国においてセガハードは、
SAMSUNG(三星電子)より供給されていた事はマニアの間では非常に有名な話。

しかし、マスターシステムの最初期にはSAMSUNGにではなく、
OACSという会社にセガはライセンスを与えソフトやハードの供給を行っていた。
OACS製マーク3も存在する。(マスターシステムではなく)

尚、韓国でのマスターシステムの名称は「MASTERSYSTEM」ではなく「GAMBOY」。


今回紹介するソフトは、そのOACS製のソフトだ。
決して海賊版ではなく列記とした正規版である。

イメージ 2
OACS時代のマスターシステムソフトは、
チープな素材ながらもプラスチックケースに梱包されて販売されていた。
但し、取扱説明書は存在しなかった模様である。
操作方法は勘でプレイ?
シンプルなゲームが多かったのでそういったことも可能な時代だった。


イメージ 3
パッケージデザインは、日本版ゴールドカートリッジを踏襲。
ただ、イラストはなんとも怪しいものが多かった。

画像は日本でも発売されているセガの『グレートバレーボール』なのだが、
パッケージイラストは・・・ビデオシステムの『スーパーバレーボール』をモロにパクっている。
イラストのボールにもしっかりビデオシステムのロゴが確認できる。

ゲーム自体は、ちゃんとライセンスを受けた『グレートバレーボール』なのだが、
パッケージデザインに関してはもろパクリの『スーパーバレーボール』なのだ。


イメージ 4
パッケージの裏面。
掲載しているゲーム画面が取り込み画像ではなく普通のカメラでモニターを撮影したもの。
よって滲んでいる。そして、かなり苦労したハズ。

パッケージ裏面に掲載されているゲーム画面は『スーパーバレーボール』。
何度も書くが中身は『グレートバレーボール』だ。


下部には、OACS GAMBOY2本体の画像が掲載されていて興味深い。
MASTERSYSTEM2ベースの本体だが、パッドの形状が独特で丸を帯びているようだ。
本体の配色もわずかに異なり、韓国独特の雰囲気がある。
またよくよく見ると本体には『SAMSUNG』のプリントがされているようだ。

この時期の韓国では、セガハードはSAMSUNG供給で、セガソフトはOACS供給だったのだろう。


イメージ 5
『BLACK BELT』のパッケージ。日本では『北斗の拳』として発売したもの。
これもパッケージイラストをファミコンの『飛龍の拳スペシャル ファイティングウォーズ』から勝手に拝借。
たぶん、悪気とかはないのだと思う。(もはや別にどうでもよいが)
ソフトは正規版の『BLACK BELT』だ。
※尚、裏面のゲーム画面は紛れも無く『BLACK BELT』である。



イメージ 6
『アレスタ』の日本版、韓国版、北米版比較。
パッケージイラスト及びデザインは、日本版と韓国版で似通っている。
共に『GOLD CARTRIDGE』を謳っている。
パッケージケースに関しては、韓国版と北米版でほぼ同一サイズのプラスチックケースを採用。(素材は異なる)
但し、韓国版のプラスチックケースにはタブが存在しない。
※尚、北米版は青白のモノトーンプリントだが、欧州版ではカラープリントである。
 これは、北米版『アレスタ Power Strike』が限定発売の特別仕様だったため。


イメージ 7
カートリッジの比較。素材は異なるが日本版と韓国版でほぼ同一の形状・サイズである。
※正確には、日本版と韓国版では微妙にサイズが異なる。

イメージ 8

イメージ 9
ラベルも日本版と韓国版でかなり似通っているが微妙に異なる。

イメージ 10
カートリッジ裏面。日本版にはセガの刻印があるが、韓国版には存在しない。

イメージ 11
OACS GAMBOYソフト側面。こちらには『SEGA』のロゴがプリントされている。



【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪極めて難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪高≫