【MD/東亜】 アジア版MEGA DRIVE用ROMカートリッジ Vol.2 (1989年頃~) ≪非ライセンス≫

アジア地域においてもMEGA DRIVEは販売されていた。
以下に紹介するソフトは、非ライセンシーか否かグレーゾーンのソフトや、
明らかに非ライセンシーもの/海賊版のソフトも混じっているので
ご注意いただきたい。何をどう注意したらよいのかはわかりませんが。


イメージ 1
上段からSACHEN社の「撲克倶樂部 六合一」「實戰麻將 教戰篇」。
MING社の「SMART MOUSE 歡樂淘氣鼠」。KIN TEC社の「水滸 風雲傅」。

SACHEN社の2本は、脱衣ポーカーと麻雀。
※ちなみに、SACHEN社は日本のハッカーインターナショナル社との親交が深かった会社。

MING社の「SMART MOUSE 歡樂淘氣鼠」は、なんだかギリギリセーフなようなアウトなようなキャラクターが
登場するゲーム。

KIN TEC社の「水滸 風雲傅」は、天地を喰らう系のベルトスクロールアクション
この3社のソフト、セガのライセンシー表記があったりなかったりするのだが、
特筆すべきは、パッケージ側面のデザインだ。

イメージ 2

イメージ 3
なんか上部に揃って、「MD COMPATIBLE」のロゴが。
「MDというマシンに互換しているソフト」という意味だろう。
「もしかしたら、メガドライブでも動くのかも?」的な意味も行間に込められている。
かなり秀逸なロゴだ。つか、これで非ライセンシー製ソフトであることが決定的。
でも、一番恐ろしいのは、この複数の非ライセンシーメーカーが、勝手に「MD COMPATIBLE」という
統一ブランドを立ち上げちゃっている辺りに、アジアンパワーの驚異を感じざるをえません。


以上のちゃっかり統一デザインソフトは2000年前後に登場したものだと思われる。

2006~7年頃になると更に新しい統一デザインなちゃっかりソフトが登場する。
イメージ 4
一番左の幽遊白書以外はメガドラっぽくないが、
すべてメガドライブのソフトである。

イメージ 5
厚手の紙パッケージ製。安いペラペラのプラケースにソフトは格納されている。
取扱説明書はオールカラーだが、カラーコピーで冊子にしたもの。(雑なのでたぶん手作業)
画像は見ての通り「幽遊白書 魔境統一戦」。


イメージ 6
どっかでみたことがあるようなないような感じのイラスト。
これ中身は「ザ・スーパー忍」である。


イメージ 7
では、このソフトはなんであろうか?わかった人天才です。
これ中身は「港のトレイジア」ね。
イメージ 8
しかし、強烈である。いろいろと。
イメージ 9
説明書開けると更にもう一人潜んでいやがりました。


ちなみに、このちゃっかり統一デザインソフトの紙パッケージだが…
イメージ 10
実は特殊印刷。よくよく見ると幾何学模様が印刷されている。
変な所に拘るんですよね。。



【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難)
 ≪難-極めて難≫
【プレミア度】(極安/安/普通/高/極高)
 ≪普通-高≫